2015年 11月 27日
約半世紀前に廃線となった旧国鉄時代の中央線。 その跡地に残されたトンネル群(愛知県春日井市~岐阜県多治見市境区間に13箇所) の整備・保存・再生に取り組むNPO法人主催による見学会が催されているコトを知り、 職場に休みを申請して今日行ってきました。(^^ゞ ※横画像はクリックすると別窓で大きく表示されます。 縦画像はサイズは変わりませんが、別窓表示の方がピントがシャープになります。 現JR中央線定光寺駅を下車、庄内川(土岐川)沿いに北へ5分ほど歩くと急な階段が現れます。 階段を登ると、其処はいきなり廃線跡地。 中学生以上は管理協力費として100円を納めたのち、見学開始です。 最初のトンネル『3号トンネル』 足元灯りを兼ねてか、イルミネーションの飾り付けが。 3号トンネル多治見側出口。 50年近く手付かずだった跡地は、当初草木が生い茂ってジャングル状態だったらしく。 NPO会員の皆さんが日参して草を刈り、木を切って整備されたのだそう。 (木は残してあるモノもたくさんあります。) トンネル群の配置図。 現在公開されているのは愛知県内のみ(6号トンネルまで)。 レールについてのマメ知識や、 整備中に見つかった保線部品・備品の展示や、 子供用のオモチャも用意されていて、約1.7キロの道のりを飽きさせまいとする気配りがうかがえます。^^ 4号トンネル。 現役当時は蒸気機関車が走ってたので、トンネル内はあちこち煤まみれ。 廃線跡地はほぼ全面バラスト石(レールの敷石)なので、トレッキングシューズがベター。 4号トンネルを抜けると、モミジの大木が迎えてくれました。 『三四五(みよい)の大モミジ』と呼ばれているそう。 360度全天球画像。 愛岐トンネル群、秋の特別公開。 (三四五(みよい)の大モミジ) - Spherical Image - RICOH THETA 渓谷を秋の爽やかな風が吹き抜けていきます。 先に進むと今度はブランコがあったり。 手作りの楽器なども。 四季折々の写真も展示されてました。 見晴らしの良い開けた場所に出ると、飲食物の販売が。(アルコール類も有り) ココは玉野渓谷って名で、昔から風光明媚で有名だったらしいです。 5号トンネル(のはず) そして公開区間最後の6号トンネルは333メートルと長く、 懐中電灯やヘッドランプが必要なくらい真っ暗。^^; 6号トンネルを抜けるとすぐ終点でした。 この先は岐阜県となり、行政区が違うなどの理由でNPOとして整備活動が出来ていないのだそう。 帰路もスナップなどを撮りながら。 イギリス積みと呼ばれる一段ずつレンガの向きを変える積み方。 この方が強度が上がると言われてたらしいです。 そうそう、途中の『レンガ広場』と呼ばれる場所には、蒸気機関車(C57)の動輪が展示されてました。 右側に写っている自転車?のペダルを漕ぐと、動輪がゆっくりと回転するんです。 帰路は廃線跡地より一段下りた経路も選択できます。 アンパンマンのおもちゃのあった竹林を下から見上げたところ。 川を眺めつつ歩いて中部電力玉野発電所の取水口脇でコース終了。 この先に冒頭の急な階段があります。 あの階段を下っての帰路は危険とのコトで、こうゆうルートになってるみたいでした。 今年は何処も紅葉の色付きが悪く、青いまま散ってしまいそうなモミジもたくさん。 愛岐トンネル群も御多分に洩れずで、そうゆう意味ではちょっと残念でしたが、 廃線巡りとしはもちろん、晩秋から初冬の里山徘徊的な楽しさがありました。 今期の特別公開は明後日(29日)まで開催されています。 興味のある方、詳しいコトは公式サイトか、公式facebookに載ってますので、 注意事項をよく確認の上出掛けてみてください。^^
by higeoyaG2
| 2015-11-27 22:54
| 季節モノ。
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